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リニューアル熱海

芹沢 陽一郎(三島支部)

今、「熱海」は過っての栄華を取り戻そうと国・県・市の事業で町のリニューアルが進められています。

それでは、ここで「リニューアル」の一部を紹介します。

先ず始めに紹介するのは昨年(平成17年)11月に供用開始された国道135号網代バイパスです。

このバイパスは国道135号を熱海から南に10キロほど下り道沿いに干物屋が並ぶ通りの通称「ひもの銀座」を横目に一つ目の新網代トンネルを抜けた所から始まる「橋」「トンネル」「橋」の全長800mの新道です。

これにより今までトンネル(網代トンネル)内で大型車輌どうしのすれ違いが出来ずに起きていた渋滞が解消されました。

国道135号網代バイパス

次に長浜海岸を紹介します。長浜海岸はJR伊東線伊豆多賀駅の眼下に位置します。

この海岸は国のコースタルリゾート計画に基づき平成6年から着手し昨年、平成17年の夏には全体計画の半分にあたる片側400mの砂浜部分が完成しオープンとなりました。

今年は、背後地の整備が行なわれる予定なので、今までの工事現場の中の海水浴場というイメージが一掃され、市内のサンビーチは「シティービーチ」、長浜はミカン山に囲まれた「ナチュラルビーチ」という感じで来年、平成19年の夏はホットスポットと成りそうです。

長浜海岸

最後に熱海港の海釣り施設を紹介します。

この海釣り施設は平成18年4月、熱海港防波堤にオープンしました。

この海釣り施設のできた経緯をちょっとお話しますと、熱海後楽園ホテルの前の埋立地から出る防波堤は、以前から、釣り誌等でも紹介される程の釣りスポットで、釣り人のいない日は無いくらい賑わっていましたが、実は、この防波堤内は「立入り禁止区域」になっていることをご存知でしたか、港湾管理者が立入禁止のために設置した看板、「フェンス」や「チェーン」による進入防止を無視した釣り人が、平成14年10月の台風の影響を受けた高波により十数名が海中に転落し、その内の2名が死亡する事故が起きました。しかし、その後の港湾管理者のパトロールでも防波堤内での釣りは後を絶たず、そこで港湾管理者はフェンス等の安全施設を設置し、防波堤上を「海釣り施設」として開放するに至りました。

熱海港の海釣り施設

今回の紹介は以上ですが、市内では他にも多くの「リニューアル」を我ら土木施工管理技士の面々が行なっているので、「リニューアル熱海」へおこしあそばせ。

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