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海岸だより

石川建設(株) 大場(袋井支部)

今年度より企画広報委員をやらせていただくことになった、石川建設(株)の大場と申します。

就任早々に技士会のホームページ掲載の依頼を受け何を掲載しようかと考えましたがなかなかいい案が浮かびません、そこで今私が直面している工事現場について掲載したいと思います。

現場は竜洋海岸の堤防の台風被害の復旧工事です。現場は平成4年度から継続的に防潮堤の改築を行っていた最東の所です近年度々新聞、テレビ等で話題に上がる海岸の浸食によって近年の施工では少しの高波等により被害を受けるような状況です。

以前は消波矢板に波が当たるのは、台風の直撃以外ではほとんどありませんでした、しかし近年では砂浜の減少によって波浪注意報および大潮により矢板を越波してきます。

浜松の中田島海岸でも砂浜の浸食が進みゴミが出たり堤防が倒壊したりといろんな問題が発生しています、これも天竜川からの土砂の供給がない為の海の潮流の変化によって発生しているという説もあります。

静かな砂浜を散歩するのはとても気持ちがいいのですが、散歩できる砂浜が減ってしまうのは残念でなりません、なんとか砂浜の侵食を防止していきたいものです。

ダムに溜まった土砂の下流への放出方法(土砂トンネルの設置・ダンプ運搬洪水時の土砂放出等)の検討も進められているようです。

下記の2枚の写真を比較すると砂浜が無くなっているのがわかるでしょう。

下記の2枚の写真を比較すると砂浜が無くなっているのがわかるでしょう。
平成15年9月撮影 平成18年4月撮影
平成15年9月の砂浜 平成18年4月の砂浜
平成18年1月撮影 左の写真は平成18年1月に撮影したもので、写真の右の松林の上の所に竜洋海浜公園南にある風力発電のプロペラが見えます。
海浜公園も夏にはいい所です。
風力発電のプロペラを目印に行くと良いでしょう。
右の写真は平成17年7月26日の台風接近時の現場の状況を撮影したものです。
波が押し寄せているいる中で黒い部分が消波矢板です、波の威力がうかがえるでしょう、自然の力のすごさ。
平成17年7月26日の台風接近時撮影
平成18年8月5日撮影 左の写真は平成18年8月5日に撮影の現在施工中の状況写真です、浜には台風4号による流木等が散乱しています。
当日はキスが釣れるとのことで、多くの釣り人が竿(リール)を垂らしていました。

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