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第73回 黒船祭り

下田地区 企画・広報委員 田中 章

5月18、19、20日と3日に渡り第73回の黒船祭りが開催されました。今年は、昨年の東日本大震災の発生のため2年ぶりの開催となり、岩手県山田・大槌両町の町民、姉妹都市の訪問団を迎えて国際色豊かな催しで、にぎわいをみせました。

黒船祭りの由来

会議は、米語から蘭語に蘭語から日本語に翻訳された

嘉永7年(1854年)、米使提督マシュウー・ペリーは、軍艦7隻を率いて江戸湾に入り、その強大な軍事力を背景に日米和親条約を結びました。その後ペリー艦隊は、日米和親付属条約(下田条約)を結ぶため、下田に入港しました。ペリーは、上陸に際し、礼砲を轟かせ大砲を曳く三百人の水兵を先頭に軍楽隊付で了仙寺まで行進し、下田の人々を驚かせました。このような日本の最初の開港地下田の歴史的な出来事を日米友好の証と次世代の交流の場へと繋いでいくことを目的に、第1回黒船祭りが1854年から80年目の昭和9年(1934年)に開催されました。
上の図は、日米代表の協議の様子で、ペリーが帰国後著した「日本遠征記」に使用された挿絵です。

2012年5月18〜20日に行われた様々な催しをご紹介します。

@ 城山公園における記念式典

@ 城山公園における記念式典

永遠に「トモダチ」宣言

下田公園で行われた日米両国の永遠の絆を強調する式典が行われました。式辞で石井市長と川勝知事は、大震災発生後いち早く駆けつけてくれた米軍の救援活動に改めて感謝の意を表しました。式典の締めくくりに下田小6年生の60人が登場し、「両国の絆をさらに強め、光輝く未来に向かい永遠のトモダチであることを宣言します。」とトモダチ宣言を力強く唱和しました。

A にぎわいパレード B 公式パレード
A にぎわいパレード B 公式パレード
10団体総勢280人が参加し、エイサーやよさこい、楽器演奏など華やかな演出でした。 総勢550人がオープンカーなどで目抜き通りをパレードし、日米の友情をアピールしました。
C了仙寺における「下田条約調印」劇 D幕末コスプレショー
C了仙寺における「下田条約調印」劇 D幕末コスプレショー
下田条約調印の劇が、ユーモラスに演じられ会場は始終笑いに包まれました。 殿や忍者、町娘など思い思いの幕末衣装に身を包んだ12組が登場しました。
E 八幡鹿舞 F 開国市の様子
E 八幡鹿舞 F 開国市の様子
19日には山田町の伝統芸能八幡獅子舞が市内2か所で披露されました。 下田市中心部を歩行者天国にし、露天やゲーム、大道芸、ライブ等を繰り広げました。
G アームレスニング H 綱引き大会
G アームレスニング H 綱引き大会
日米60人の力自慢が出場し、母国のプライドをかけた大試合に観衆は大いに盛り上がりました。 体重総合計600kg以内の8人1組で計6チームにより熱い戦いを繰り広げました。
I ニューポートハウス J ペリー上陸公園 手作りあんどん
I ニューポートハウス J ペリー上陸公園 手作りあんどん
大横町通りの店舗を活用してストリートパーティを催し、姉妹都市から来た市民らをもてなした。 手作りの竹製あんどん54本が設置され柔らかい明りが足元を照らしました

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