一般社団法人静岡県土木施工管理技士会

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静岡県土木部長 新年ご挨拶

静岡県土木部
部長 山口 修

明けましておめでとうございます。

社団法人静岡県土木施工管理技士会会員の皆様方に置かれましては、輝かしい新春をご家族共々ご健勝にお迎えのこととお慶び申し上げます。併せて、日ごろより本県の土木行政の推進にあたり格別のご理解とご協力をいただいておりますことに対しまして、心より御礼申し上げます。

お蔭様をもちまして、昨年は、世界中を熱狂させた「FIFAワールドカップ2002」の静岡県開催,「静岡がんセンター」の開院など、県勢発展の基礎となる諸事業を推進することができました。また、土木部においても、国道150号「焼津バイパス」、「新日本坂トンネル」の開通など県民生活を支えるさまざまな公共工事を皆様のご協力を得て推進することができました。

さて、本県は「豊かな快適空間と有徳の志が織り成す魅力あるしずおか」の実現を目指しておりますが、土木部では、次の3点を基本方針として掲げ、県民の期待に答えることとしております。

  1. 社会資本整備の着実な推進
  2. 会環境の変化に伴う新たな対応
  3. 会基盤整備の質的な転換

1点目の「社会資本整備の着実な推進」についてでありますが、総合交通ネットワークの整備、災害に強い安全な県土づくり、快適でうるおいに満ちた自然環境・生活環境の創出を目指しております。県民の暮らしを安心、安全でかつ豊かにするとともに、産業や経済を活性化するためには、一定規模で継続的な社会資本整備が必要です。これを具現化することは、皆様方の技術力に頼るところが非常に大きいものと認識しております。

2点目の「社会環境の変化に伴う新たな対応」についてでありますが、県民の理解を深める効率性・透明性の追求、を目指しております。公共事業にはさまざまな批判があります。これらの批判に応えるためには、コスト縮減、VE制度の活用、また積極的な情報公開が必要となっております。特に工事の施工にあたりましては、地元・関係諸団体に対し事前に工事の目的、工程、施工方法、安全対策を的確に伝達すること、地元要望や地元を聴取すること、及び工事施工の各段階において情報を提供していくこと等必要であり、これらのコミュニケーション、コラボレーション、コンセンサスの形成は工事の円滑な施工に役立つものと考えております。また、情報化の進展に伴い今後CALS/ECへの取組みが迫られます。電子納品について、既に経験された方もおられることと思いますが今後さらに取組みを強化していきますので積極的な協力をお願いします。

3点目の「社会基盤整備の質的な変換」についてでありますが、環境と人にやさしい取組みを強化しております。再資源化製品の活用、建設副産物の再資源化の促進により「環境の世紀」を拓く、持続可能な社会造りを目指すこととしております。またユニバーサルデザイン化により、誰でもが使いやすい土木構造物の整備を進めることとしております。

これらのどれ一つをとってみても、皆様方、土木施工管理技士会のご協力なしに達成できるものはありません。是非とも協働と言う立場で社会資本の整備に皆様とともに取り組んでいきたいと考えております。併せて、貴技士会のますますのご発展と会員の皆様方のご健勝、ご活躍を心より記念して、年頭の挨拶とさせていただきます。

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