![]() |
Home >> 技術情報 >> 静岡県土木施工管理技士会 設立30周年記念式典 静岡県土木施工管理技士会 設立30周年記念式典御挨拶創立30周年を迎えて(社)静岡県土木施工管理技士会会長 山田 壽久
この30年の長きに渡り、ご指導、ご協力をいただきました国土交通省をはじめ静岡県その他多くの行政担当の皆様方に、その時代その時代で我々土木技術者に対するご理解をいただき、ここまで土木技士の地位向上を図る事が出来ました事に心より厚く御礼申し上げます。 振り返りますと、昭和51年6月22日(1976年)に静岡県土木施工管理技士会は、初代会長中村氏のご尽力により誕生致しました。設立当初は、正会員1,674名、賛助会員会社379社でスタート致しました。そして昭和62年12月16日(1987年)に静岡県土木施工管理技士会(任意団体)を解散し、新たに社団法人静岡県土木施工管理技士会として再スタートを致しました。設立後11年目でありました。中村会長には、発足以来20年に渡り静岡県の技士会を引っ張って来ていただきました。 昭和63年11月18日(1988年)より第1回『くらしと土木展』というイベントをスタートさせました。土木技術が進むにつれて、社会基盤整備の拡大に合わせて、一般の皆様方に土木技術の進歩と公共工事のご理解をいただく為の大きな技士会としての活動でありました。 節目の設立20周年を期に中村会長が辞任され、2代目の生子会長が就任されたのは平成8年4月(1996年)でありました。その年の6月に設立20周年の記念式典を開催し「明日へつなぐ情熱・技術・そして夢」をテーマに多くの皆様方のご出席のもと盛大に開催されました。 それからは平成1O年(1998年)頃よりバブルの崩壊が始まり、年を追う毎に日本の経済はみるみる悪化して参りました。それに伴い全ての業界の不況と共に公共工事への批判が強まり我々建設業界が、かつて想像もしなかった状況の中へ突入致しました。その間当技士会も賛助会社の倒産、退会等、会員の減少に歯止めがかからず、大変な時代となって参りました。技士会の最大のイベントでありました、『くらしと土木展』も景気の流れと共に平成13年10月(2001年)第14回を最後にストップせざるを得なくなりました。 平成14年4月(2002年)から3代目谷会長へと移りました。以来日本経済は低迷を続け、技士会活動もいままでと違った活動を余儀なくされ、尚一層巾広い要請に答える事のできる経験豊富な技術者の育成と技術力の向上が、技土会の使命となって来て参りました。 私が前会長の谷氏より会長を受け継がせていただいたのは昨年、平成17年3月(2005年)でした。会員数は平成12年がピークでその後除々に減少し、現在正会員数2,394名、賛助会員347社の皆様に支えられ活動をしております。私自身、会長としての責任の重さを痛感して居ります。昨年4月より、「公共工事の品質確保の促進に関する法律」が施行され、9月末には「国土交通省直轄工事における品質確保促進ガイドライン」が策定され、すでに一部で施行されております。いよいよ私共土木技術者としての存在価値が一層重要とされる時代に入って参りました。工事価格だけでなく、配置技術者の技術力が工事受注の重要なポイントを占める制度の導入であります。公共工事の冬の時代を生き貫く為に設立30周年のテーマであります「いまこのとき、あらたな情熱・技術・そして挑戦」を心に強く刻んで、この厳しい状況の中でも、夢と情熱を失う事なく、一歩ずつ土木技術者として誇りを持って、常に挑戦する技術者の集団として結束して参る所存でおります。最後に30年の長きに渡ってご指導いただきました各関係者の皆様に心より厚く感謝申し上げると共に、今後も今まで以上に当技士会にご指導、ご協力いただけます様重ねてお願い申し上げまして、私のご挨拶とさせていただきます。 設立30周年記念式典平成18年6月16日、静岡県土木施工管理技士会の設立30周年記念式典が、静岡市のホテルアソシア静岡ターミナルで国土交通省中部地方整備局の大村哲夫局長、静岡県建設業協会の伊藤孝会長をはじめ関係各所からの来賓を招き、会員を含め総勢250名余で行なわれました。 式典式典の冒頭で式辞に立った、山田会長は今日までの30年間を振り返ると共に、昨年来より施行された品確法により、私ども土木技術者としての存在価値が一層重要とされる時代に入ったとし、今回の30年記念式典のテーマである『いまこのとき、あらたな情熱・技術・そして挑戦』を心に強く刻んで、この厳しい状況の中でも、夢と情熱を失う事なく、一歩ずつ土木技術者として誇りを持って、常に挑戦する技術者の集団として結束して参る決意を新たにしました。
式辞に続き、河津副会長から「30年の歩み」が報告されました。
静岡県土木施工管理技士会30年の歩み
式典では表彰式が行なわれ、功労役員40名、功労職員7名、外部講師功労5名らが表彰されました。
なお、公務ご多忙の中、当会の設立30周年記念式典に御出席いただきました来賓の皆さまから親身あふれる祝辞をいただきました。
このようにして式典第1部の記念式典は「会長式辞」「30年の歩み」「功労表彰」「来賓祝辞」と順次行なわれ閉会となりました。
第1部記念式典の終了後、第2部記念講演として、政治評論家の森田実氏を招き「時代を斬る−日本再生の道」と題する記念講演が行なわれました。
祝賀会式典終了後の祝賀会は、壮大なる藤枝太鼓で出席者を迎え入れ、山田会長の挨拶で始まりました。
祝賀会では、先ず始めに今回の設立30周年記念事業特別委員会のメンバーが紹介され、出席者全員からは労をねぎらう感謝の意が拍手となって会場一杯にこだましました。
設立30周年特別委員会委員
設立30周年特別委員会の委員紹介後、笈沼常務理事による乾杯の発声で宴のスタートです。
宴では、先ほどの藤枝太鼓やバンドの演奏が場を盛り上げ、会員相互で美酒を酌み交わし、設立30周年を祝い、当会の更なる発展に決意を新たにしました。
祝賀会も終わりを向かえ、本日の記念式典から始まった設立30周年記念事業の最後は、中村副会長の発声による三本締めで幕を閉じました。
30周年表彰者名簿功労役員(40名)
功労職員(7名)
外部講師功労(5名)
|