一般社団法人静岡県土木施工管理技士会

Home >> 技術情報 >> 平成14年度 建設現場見学会


平成14年度 建設現場見学会

自然を生かした「国営アルプスあずみの公園」を視察

当技士会では、平成14年度事業の一環として、例年実施している県外建設現場見学会を、平成14年11月20日・21日行った。視察場所は、長野県安曇野で国土交通省直轄により建設工事が進められている「国営アルプスあずみの公園」で、遠方には既に白い峰々が連なっていた。

参加者は、河津副会長を団長に会員、事務局を含め総勢40名で、富士駅及び新富士駅に集合し、貸切バスで目的地へと向かった。

国営アルプスあずみの公園は、全国で14番目の国立公園として、平成2年度に事業が着手され、「自然と文化に抱かれた豊かな自由時間活動の実現」をテーマに段階的に整備が進められている。

なお、この公園は、「大町、松川地区(約253ha)」と「堀金・穂高地区(約100ha)」から構成されているが、今回見学したのは、松本市街地から北西約15kmに位置する「堀金・穂高地区」で、センター施設のうち、テーマ展示館、ガイドセンターは、14年8月に木のぬくもりが感じられる建築主体工事が既に完成している。また、駐車場、ロータリー橋、段々花畑、段々原っぱ、野原、池等の施設も現在整備中である。総事業費は、700億円〜800億円で、平成16年度には一部開園予定の計画である。

会員参加者は、建築工事が完成した玄関ホールで、公園工事事務所の西村工務課長から、現地視察説明資料に基づいて総括的な説明を受けた後、ガイドセンター、観測室、芸術教室、理科・社会化教室、図書室、視聴覚室等建物施設をはじめ、各土や植栽の方法等について、それぞれの建設現場で説明を受けた。視察終了のころには、地域のシンボル的存在である常念岳(2,857m)が夕日に映えていたのが印象的であった。

翌21日には、信州みそ工場や数々のガラスの工芸品が展示されているアートヒルズを見学、また、超大型映像館穂高アイマックスシアターで、信州の四季と風土を満喫した。

新富士駅及び富士駅に定刻には到着。解散し、平成14年度の県外現場視察研修会を無事終了した。

■ 関連リンク

国営アルプスあずみの公園ホームページ

▲TOP

Copyright(C) 一般社団法人静岡県土木施工管理技士会. All Rights Reserved.