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平成17年度 土木施工管理技士会本部現場見学会

企画広報委員 笈沼 正二

今年度、本部現場見学会は「茨城圏央道」と「つくば土木研究所」の見学を企画し台風20号による空模様を心配しながら、10月14日〜15日に実施されました。最終集合地東京駅で総勢33名が揃い、一路最初の見学地、茨城県つくば市の土木研究所に向かいました。土木研究所では、最初にゲストルームで研究所の説明を受けた後、各施設の見学をさせていただきました。

見学の様子

部材耐震強度実験施設

部材耐震強度実験施設 見学しているのは、軸力載荷装置により加重をかけたコンクリート脚にひび割れの発生状況・ひび割れの大きさ、長さなどの状態を見学、説明を受けています。

試験走行路での走行試験

試験走行路において120kのスピードでカーブの傾斜路を走行しています。ハンドルから手を離してもカーブに沿って走行出来るそうですが、バスの運転手は、なかなか手を離すことが出来ませんでした。 試験走行路での走行試験

低騒音舗装現場の見学

低騒音舗装現場の見学 低騒音舗装として開発された多孔質弾性舗装(廃棄タイヤを使用したウレタン樹脂で接合)での自動車走行テストでの騒音低減の実験見学。

そのほか、実大トンネル・雨霧環境設備・照明設備などを車窓より見学し「土木研究所」の見学を終了し、又バスに揺られ次の目的地「圏央道」工事現場に向かいました。

圏央道(首都圏中央自動車道)は、首都圏中心部から半径40km〜60kmの位置に計画されている延長300kmの高規格幹線道路です。完成すると横浜・厚木・八王子川越・つくば・成田・木更津など主要中核都市が結ばれ首都圏の道路交通の円滑化及び沿線都市間の連絡強化と沿線地域の活性化が図られます。今回はこの中の茨城阿見IC付近の阿見高架橋上部(その1)工事現場を見学いたしました。

阿見高架橋現場説明

阿見高架橋現場
発注者 国土交通省関東地方整備局 常総国道事務所
請負者 株式会社白石 東京支店
橋長 155.000+155.000m
幅員 11.550m
橋梁
形式
5径間ラーメン2主版桁橋
プレストレス(PRC)構造

高架橋上部床版部〜床版鉄筋組立

上部床版部コンクリート打設完了部を見学 その先では床版部鉄筋組み立て、PCケーブル設置完了区間も見学現場監督員が施工状況を説明及び質問に答えてくれました。 上部床版部コンクリート打設完了部

以上で現場見学を終了し、宿泊地ホテルへ向かい夜は懇親会を開催しました。

翌日は名所見物をしながら帰路へ

牛久大仏

牛久大仏 牛久の大仏
高さ 120m 世界最大(ギネス登録)
重量 4000t 青銅製
大仏体内は85mまでエレベーターであがることが出来ます。

昼食の様子 昼食は、シャトーカミヤ(ワイン工場)でバーベキュウの昼食。

昼食後は、おみやげを買い一路静岡への帰路の途へ、台風20号の雨を心配しましたが皆さんの普段の行いがよく見学中雨に降られることなく無事見学会を終了することが出来ました。2日間皆さんお疲れ様でした。

来年も又、企画広報委員会で現場見学会を企画いたしますので是非ご参加ください。


■ 関連リンク

茨城県庁 首都圏中央連絡自動車道(圏央道)

PWRI (独立行政法人土木研究所)

牛久大仏

シャトーカミヤ

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