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平成27年度 土木施工管理技士会本部現場見学会

2015.9.11 実施
企画広報委員長
笈沼 正二

「浜松篠原海岸津波対策工事」見学会

本年度本部の現場見学会は浜松土木事務所が発注している浜松篠原海岸津波対策の防潮堤を見学しました。県下各地区より43名の参加を頂き盛況のうち無事に終了致しました。
 浜松市沿岸域の津波防潮堤整備として民間企業・市民・市・県のオール浜松で浜松地域の合意形成を図りながら津波防潮堤17.5Kmの整備を進めています。

見学会当日は初めに浜松土木事務所沿岸整備課の伊藤班長により防潮堤資料館にて津波防潮堤全体事業・工事概要・CSG施工方法などの説明を受け津波被害を減災する先進施工について学びその後現場を見学いたしました。

資料館にて説明 全体模型説明

CSG工法は、現地発生する砂礫等を現地でセメント、水を添加し混合施設により製造される材料を所定の密度、強度になるまで締め固めた構造物であります。
 コンクリート打設等の施工に比べ、施工の簡略化、環境への影響低減、コスト縮減、大規模高速施工が可能な技術として注目されています。

特徴は

  • 地震動津波に対して十分な強度を持つ
  • 津波が越波しても砂のように築堤材が洗堀されることなく粘り強い構造である
  • 地震による堤体自身の沈下量が少ない
  • 施工管理や品質管理が容易である

などの特徴を持った構造体であります。

施工での現在使われているプラントは1日の製造数量は700m3×4基で2800m3/日で日本最大級のプラント施設です。

日本最大級のプラント施設
CSG完了・覆土完了 背面植栽完了

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