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平成30年度 土木施工管理技士会本部現場見学会

2018.10.5 実施
企画広報委員長 杉山 芳久
浜松地区委員  三間 洋幸

「浜松市沿岸域防潮堤整備」見学会

本年度本部の現場見学会は浜松土木事務所発注の浜松市沿岸域防潮堤整備の見学をしました。県下各地区より会員35名に参加して頂き無事終了致しました。

見学会当日は、初めに浜松土木事務所沿岸整備課の高田課長より防潮堤資料館にて防潮堤全体事業・進捗状況・CSG製造プラント・CSG施工方法などの説明を受けました。ビデオによる概要説明の後、CSG製造混合撹拌模型や供試体、芸大生が作成した全体模型等を使用し大変分かりやすい説明でした。

資料館での説明の後、現場にて築堤完成断面を見学しCSG天端の強度などを確認しました。

ビデオによる説明 CSG攪拌模型による説明
芸大生作成模型による説明 CSG天端の強度確認

静岡県は津波の到達時間が短く、多くの人口、資産を抱える低平地では広範囲に甚大な浸水被害が想定されます。地域住民の合意など条件が整った地域では、既存の防災林、砂丘、道路の嵩上げ・補強等による安全度の向上策「静岡モデル」の整備を推進しています。

浜松市沿岸域においては、寄付金により海岸防災林を嵩上げ、他の地域に先駆けたレベル1津波高を上回る防潮堤整備を推進しています。沿岸域の海岸防災林内の防潮堤整備に適用性が高い「土堤+CSG」を採用しており、地震、津波に対して安定した構造であり覆土により海岸防災林の再生が可能な先進事例「浜松モデル」となっています。

参加者全員での記念撮影

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