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令和6年度 土木施工管理技士会本部現場見学会

2024.10.25 実施
企画広報委員長 西村 保徳
沼津地区委員 土屋 英和

「沼津駅新貨物ターミナル整備事業」見学会

10月25日(金)に開催された本年度の本部現場見学会では、沼津市原地区で行われている「沼津駅新貨物ターミナル整備事業」を対象とし、県下各地区から42名の会員が参加され、無事に終了しました。

見学会当日は、静岡県沼津土木事務所都市計画課の長谷川課長、沼津市沼津駅周辺整備部 整備課の木村課長からご挨拶とプロジェクト全体についての説明がありました。その後、 参加者は2班に分かれて構内跨線橋と一本松アンダー道路の現場を見学しました

この事業は沼津駅付近の鉄道高架化に伴う貨物駅機能の移転プロジェクトで、約8Km離れた沼津市原西部地区に新たに11.8ヘクタールの敷地を設けE&S方式を採用して騒音を抑えた荷役環境が整備されています。現在、コンテナホームの路盤工事、跨線橋工事、アンダー道路工事、電気工事が進行中です。

長谷川課長挨拶の様子 跨線橋現場での説明

跨線橋現場では、沼津土木事務所の職員から新貨物ターミナルの工事ステップの説明がありました。東海道本線の供用を維持しながら施工を進める工夫や、現場打で施工されたS字曲線の跨線橋の構造が大変印象的でした。

跨線橋現場での説明 跨線橋の様子

一本松アンダー現場では、沼津市の職員より貨物駅周辺整備についての説明を受けました。新貨物ターミナルを南北に横断するアンダー道路や雨水調整池、道路改良工事が進められていました。一本松アンダー道路では掘削工事が終わり、ボックスカルバート本体工事が施工中でした。防塵対策を含め環境面への配慮もされており、地域住民に配慮した取り組みが行われていました。

一本松アンダーの説明 一本松アンダー道路現場の説明

このような現場見学会は、実際の工事プロセスや施工技術を学ぶ絶好の機会であり、業界の知見を広げる貴重な場だと思います。最後に、この見学会開催にあたり、多忙の中ご協力いただいた沼津土木事務所職員の皆様、沼津市職員の皆様、そして施工業者の名工建設株式会社の皆様に深く感謝申し上げます。

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